La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

バリエーションを選ぶ

私の通っているスタジオでは発表会とは別に年に1回小さい舞台があります。
そこでは好きな作品を踊る事ができます。

クラシックのバリエーション
コンテンポラリー
キャラクターダンス
バリエーション以外のソロ

踊りならほぼ何でもOK、だと思います。
まだベリーダンス、とか、ジャズダンス、とかは踊った人はいませんが多分OKです。

自由に作品を選んで良いですよ、と言われると本当に悩みます。
第1回目はずっと踊りたいと思っていた作品を迷わず選択したのですが、2回目以降は悩みに悩んで決める、或いはインスピレーションで決めるなど。

今までこの会で見た珍しい作品は

ロミオ&ジュリエットより舞踏会の場面のジュリエットのソロ
火の鳥より火の鳥のソロ
シンデレラより目覚め
コンテンポラリー作品のジゼル
プティ版カルメン

などです。

私がいつか踊りたいなぁと思っている作品は、

シルヴィア
金平糖の精のバリエーション
マノン第2幕よりレスコーの愛人のバリエーション
スパルタクス第3幕よりフリーギアとスパルタクスのアダージオよりフリーギアのソロ部分(初めの3分)

マノンとスパルタクスはちょっと奇をてらっているようですが、そうではなくて、音楽がとても素敵で、踊りもとても優雅で素敵なんです。
特にスパルタクスは脚が上がれば絶対踊ってみたいのですが、とにかく柔軟性を求められる踊りなので、来世踊るかな…
この映像の初めの3分です。

 

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この会はリハーサルも自分のペースで進める事が出来るので、それぞれ本当にマイペースで作品と向き合うことが出来ます。
私が一番勉強になったのは、ヌレエフ版白鳥の湖第1幕より王子のバリエーションをポワントで踊った時です。
奇を衒って男性バリエーションをポワントで踊ったわけではなく、この場面のこの踊りがとても好きで、映像(ジョゼ・マルティネズが王子役)を見ているとポワントでも踊れるのではないだろうか!?と思い立ち、挑戦しました。
もちろん凄く難しくはありましたが、凄く色々考えながら踊る事が出来ました。

パ・ド・ブレはくるぶしを引き上げて軸を集めて細く高い軸で
アラベスクは背骨を中心に両脚で背骨を挟んで
アラベスク・トゥールはアームスを常に床と水平に使う

リハーサルで教えて頂いた事はもちろん、自分のリハーサルの映像を見て出来ていないところはその原因を自分で探って直していったり、出来ない原因を考えてバーレッスンを見直したり、本当に勉強になりました。

今年は何を踊ろうか…と現在思案中です。

 

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