ライモンダ第3幕のバリエーション
ライモンダ第3幕のライモンダのバリエーション。
これは結婚式の場面のバリエーションにも係らず、少し悲しげなとても静かな音楽と踊りで、結婚式の華やかさとか幸福感に溢れているとは言い難い踊りです。
何故なんでしょうか?
以前から色々なサイトを見て調べているのですが、酔っ払ってる説などもあったりして真相はわかりません。
昨年通っているスタジオのブログでこのバリエーションについて書く機会があり、その時に、
ライモンダのこの結婚式までにはジャンとアブデラクマンの決闘があり
ジャンが十字軍出征期間にはもしかしたらライモンダの気持ちがアブデラクマンに傾いた瞬間もあったかもしれない
そんな風に色々な苦難や試練、そして気持ちの揺らぎなども乗り越えて一段大人の女性として成熟したライモンダがジャンと結婚する、という強い意志を表現する、とても凛とした踊り、
と感じました。
以前発表会でこのバリエーションを踊る事がありました。
幕の中ではなく、ライモンダ組曲としてライモンダの中から色々な踊りを組み合わせた作品でした。
それでもその組曲の中で一番最後に踊ったこのバリエーションはとても緊張しました。
し~んとした中でとても静かな音楽が流れ、細かいパドブレの音だけが響く…
機会があったらもう一度踊ってみたいバリエーションの一つです。