La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

空間にも軸がある

土曜日のレッスン後、久しぶりにピルエットを集中的に練習してみた。
先日レッスン中に

骨盤をもっとプリエで押す

とアドバイスをされている人がいて、それを意識しながらアンドゥオールとアンデダンのピルエットを練習。

骨盤をがっつりプリエで押すと脇まで押せる。
呼吸も使う。
そうすると床をしっかり押す感覚がある。
その床を押す感覚を使って軸を差すんだろうなぁ、と思うけど軸を差すことが上手く出来ない。

縦に入る。
アームスを水平に使う。
アンドゥオールの場合、蹴る脚(後ろの脚)を使って軸足に載る。

軸足に載る時脇を立てると軸足に載り切れる。

というところで自習中断というか終了。

そしてトンベからフェッテに入る練習。
ボディをスクエアに保つことと、やっぱり縦に入ることが重要。
脇がきていないのにアームスで何とかしようとするとスクエアが崩れる。

ぷかぷか浮かぶ雲みたいに、色々なことが断片的にわかってくるけど、それが一つにまとまらないなぁ、と思う。

そして昨日のレッスン。
バーレッスンで気を付けている細い軸とか、パの中で内側をクロスすることとか、そういう細かいことがなかなかセンターでは気を付けられない。
このブログを読み返してみたら、3月にこんな事を書いている。

「一番感じた事は、細い軸を作ってパを出来ていないこと。
ソーテも
ジュテアントラッセ
グリッサード
細い一本の軸を中心に脚を使えていない。
そのためには、内側を締めて使える筋力が必要なのかな、と思う。
内側からアンドゥオールして筋肉を使う。」

センターの踊りの中で細い軸を作って動くことが全然出来ていない。
最近注意されることはそういうことばかりのように思う。
身体の中はもちろん空間にも細い軸を作る。
1本の細い線の上で動く。

昨日Mちゃんのセンターを見ていた。
発表会の自習の時に話していた、トンベ、パドブレグリッサードも細い1本の線の上を丁寧にたどるように動く、というのがセンターで見えている。
グリッサードブリゼでも1本の細い線の上を動いている。
動くたびにどんどん軸に集まっていく。

バーレッスンで軸を作るだけじゃなくて、センターでもそれが使えなければ、と思う。