La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

マリインスキーのドルシネアのバリエーション

ロン・デ・ジャンブの時にエカルテのポジションを通るのが難しい。
最も基本のバーレッスンのロンデジャンブアテールでもきちんとエカルテドゥヴァン、エカルテデリエールを通っていない。
骨盤を動かさないで股関節で脚を動かせていないからかな、と思う。
股関節周りの筋肉もきっときちんと使えていない。
ロンデジャンブがきちんと出来ないとフェッテなんて絶対出来なそう。

そんな事を考えながらレッスンに向かったら、レッスンで片脚をバーに掛けて股関節を動かす練習がたまたまあった。
やっぱり股関節だけを動かす事が難しい。
バーレッスンをきちんとこなしていれば練習できることかもしれないけど、股関節だけを動かすトレーニングも必要だな、と思う。

そして先日ヨガブロックが届いた!
これで石井久美子さんがYoutubeにアップしていた踵を押しだすトレーニングをするんだ!


踵を押し出すトレーニングpart2‼️


始めてまだ数日だけど、3分X 3セットを繰り返していると3セット目には少し踵を押せる感覚が生まれてくる。
正しいかどうかわからないけど、あばらを閉じて胸を前にもっていく感覚も出てくるし、内転筋をより回していく感覚も生まれる。
MPを押すことも少し出来るようになってくる。
脇をたてる感覚も。

これは友人から教えて貰ったバリエーション動画。

 


VIKTORIYA TERESHKINA - DULCINEA
ドン・キホーテ2幕夢の場のドルシネアのバリエーションだけど、マリインスキーでのみ時々踊られているよう。
元々はサン・レオン&プーニの「せむしの仔馬」をプティパがリバイバル上演する際にリッカルド・ドリゴに作曲を依頼した音楽らしいけど、その後アグリッピーナ・ワガノワさんが振付をしてパキータの1バリエーションとしてワガノワバレエ学校では踊られているらしい。最後のディアゴナルの部分だけはプティパのオリジナルの振付だそう。
スタジオを離れようと考えていたのでレッスンだけ淡々と続けていたけど、9月にある小さい舞台に出ることにした。
Kちゃんが教えてくれたこのバリエーション、難しいけど最後のディアゴナルの部分が1セットだけでもきちんと出来るようになればいいなと思う。
指を使ったポワントワークとか、脚の裏側を使って巻き込むとか、バランスで回転するとか、全身のコントロールとか色々課題満載だけど、その分練習し甲斐もあるかなと思う。
難しいけど。
パキータではなくドルシネアのバリエーションとして踊りたいので、少しは役作りも出来たらと思う。