野沢温泉リトリート ~Angel breath & Live the seasons~
先週、週末にかけて野沢温泉リトリートに出かけた。
友人でヨガインストラクターのKasumiさんが主宰して、野沢温泉村でヨガインストラクターをされている Live the seasons のHiromiさんがサポートするリトリート。
声を掛けて頂いたとき、リトリートって何?って感じでしたが、フィンランドサウナを体験したり、ログハウスでブルーベリーパイやサーモンスープを作ったり、森とフィンランドを満喫しよう、というような趣旨(勘違いしていたらごめんなさい)で楽しそうだったので参加!
KasumiさんとHiromiさんの気持ちが結集した夢のようなリトリートで、見るもの、体験するもの、一つ一つがとても印象に残っている。
野尻湖畔でのフィンランドサウナ。
すぐ前は野尻湖。
カナダやニューイングランドみたいな雰囲気。
本格的なフィンランドサウナを体験。
ログハウスの中で槙を焚いているサウナ。
雰囲気だけでも心地よくて、行ったことないけどフィンランドの冬みたい。
宿泊先は、野沢温泉村の街中からかなり山に登った標高1500メートルの上ノ平のログハウスで、こんなところに?というような人里離れた山の中。
到着したのが夜で夜空がとても綺麗。
居間には暖炉があって、パチパチと音を立てて槙が燃えるのを見ているととても心が落ち着く。
ログハウスの暖炉で温まりながらの夕食。
初日はHiromiさんがアレンジして下さった地元でフランス料理店を営むシェフの出張料理。
野菜のフルコースがとても可愛くて、そしてとても美味しい。
私たちのドレスコードは妖精で、それぞれ妖精のイメージの衣裳?洋服?をまとう。
2日目。
昨日の到着は夜だったので気が付かなかったけど、周囲は木に囲まれて森の中のロッジ。
赤い紅葉ではなくて黄色、茶色、緑のグラデーション。黄葉っていうのかな?
ニューイングランドみたいな景色で懐かしい。
朝食前に呼吸法中心のヨガを少し。
呼吸が難しくて苦労する。
朝食の後は、みんなでブルーベリーパイ作り。
レシピはKasumiさんがフィンランドで習った特製。
ブルーベリーは夏に野沢で収穫されたものをHiromiさんが冷凍しておいてくれていてびっくりするほど大粒。
パイ生地に使う卵を割ったら、黄身が箸でつまめる位弾力性があってぷりっぷり。
材料にいちいち感動したり驚いたり。
ブルーベリーパイをオーブンに入れたら次は地元のかご職人の方のご指導でかごつくり。
難しいけど楽しい。
無心に手を動かすのってとても楽しい。
お昼は、Hiromiさんが用意してくれた地元のお野菜中心の大地の恵みのランチ。
野菜をたくさん食べると身体がビタミンでいっぱいになって元気になる感じがする。
午後は山を散策。
外に出ると初雪が降っていた。
10月の雪は野沢でも早いそう。
野沢の初雪を体験できたのも嬉しい。
山の中ではクマが出没することもあるそうで、熊鈴を鳴らしながら歩く。
チリン、チリン、とても綺麗な音が響く。
冬を呼んでいるような音に聞こえる。
でも友人は木枯し紋次郎を思い出したって。ま、そうとも言える。
紅葉の進む山を鈴の音を聴きながら歩く。
山の天気は変わり易いというけれど、帰りはみるみる晴天になって、行きは雪に煙っていた白樺が、帰りは秋の日差しに照らされて秋の景色に。
ロッジに戻って夕食のサーモンスープ作り。
Kasumiさんがフィンランドのおばあちゃんに教わった秘伝のレシピ。
丸ごとのサケをリトリートに参加されているとみさんが綺麗に3枚におろしてくれる。
リトリートの参加者はそれぞれ得意分野が色々あって、それも楽しい。
サーモンスープにはじゃがいもとサーモンが沢山入って温まりそう。
ブルーベリーパイも焼き上がって、フィンランドの食卓みたい。
最終日は3日間の中で一番の晴天。
ロッジの窓から雲海が見える。
朝6時からヨガ。
Kasumiさんの指導で四苦八苦しながらもなんとかついていく。
朝食後ロッジを出発して野沢温泉村の中心地で、温泉。
村の人によって運営されている無料の温泉。
ドアを開けると脱衣所と温泉のシンプルな作り。
お湯がめちゃくちゃ熱くて、足も入れられないくらい。
私たちだけだったので水をじゃんじゃん入れて、ようやく肩までつかれる。
温泉の後はお土産ショッピング。
とみさん推薦の野沢菜アーリオオーリオを購入。
他にも美味しそうなジャムがたくさん。
ルバーブもあって嬉しい。
森の中で過ごした2泊3日のリトリート。
フィンランドサウナ。
ヨガ。
森。
湖。
紅葉。
初雪。
熊鈴の音色。
ロッジ。
暖炉の炎。
ブルーベリーパイ作り。
サーモンスープ作り。
かごつくり。
温泉。
リトリート参加者との会話。
とても贅沢な時間。
ずっと縮こまっていた心も身体も隅々までゆっくり伸びが出来た3日間。
いつもとてもさり気なく手を差し伸べてくれる本当に妖精みたいなKasumi さん、野沢の魅力をたくさん味わわせてくれた太陽のようなHiromiさん、楽しくて心地よい時間を一緒に過ごしたTomiさん、Amiさん、Chikaさん、Kumiさん、Chikoさんに心から感謝の気持ち。
野沢温泉には外国人がたくさん住んでいるみたいだけど、なんとなくその理由もわかる気がする。ちょっとカナダやアメリカ北東部を思わせるような風景の中に日本の温泉がある。
野沢温泉は本当にとても素敵なところで、何度でも行きたい、って思う。