イメージを言語化する
先日NHKで放送された奇跡のレッスン、体操の内村航平選手の回で内村選手が生徒たちに
イメージを言語化することが大切
と話していた。
体操の演技の中で自分がやっていることを言語にすることで明確になる。
バレエのレッスン時に先生がこの言葉が印象に残ったと話していたので番組の再放送を見てみた。
そしてイメージを言語化することはバレエでも大切だ。
石井久美子さんが、自分は言語化することが得意だ、と仰っていた。
言語化することで何となくやっていることが自分の中で明確になる。
私の経験。
今年の夏、ジゼルのバリエーションを練習していて最も苦戦したパ、アンドゥダンピルエットからアンドゥオール抜く。
先生方から沢山アドバイスを頂いた。
裏に立つ
右の腰をもっと右に振る
アームスを水平に使う
真っ直ぐプリエに入る
他にも色々。
もちろん全部自習で猛練習した。
自分の映像を撮影して観察もした。
ピルエットに入る前のプリエが真っ直ぐ踏めないのでプリエに入る練習だけ何百回もやってみた。
それで掴めたこと、床をもう一押しできるまで一瞬だけ長くプリエを踏む。
長くプリエを踏むためにはとにかく上から真っ直ぐプリエに踏めていないとキープできない。
ほんの一瞬だけ長く。
その意識で真っ直ぐプリエを整えられて、真っ直ぐプリエが踏めると真っ直ぐ立てて、ピルエットも安定する。
という分析を言葉にすることで自分の中に落とし込める。
このプリエの踏み方を自分で言葉にすることで、レッスン中のアンドゥダンピルエットが今迄より安定して回れるようになった。
自分で掴んだことは忘れないし、自分の中に落とし込める。
一流の人たちの言葉は深いし響く。
そして分野は違っても同じことを言っていて面白い。