La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

バレエと音楽

バレエと音楽についてのレクチャー(オンライン)を受講しました。
とても濃い内容でしたので忘れないようにこちらに覚え書き。

バレエのレッスンで音楽を聞くとき、メロディーを重視しがちだが、その前にリズムとテンポが土台、構造として存在する。
リズムは3拍子、4拍子などの拍子。
テンポはスピード。

1. リズムとテンポ
レッスンではメロディーを聞く前に音楽のテンポに合わせてリズムをとることが必要。
リズムがとれるかどうか、そしてリズムにはテンポがある。
リズムの中で筋肉を使い続ける=音を埋める、というテクニックが必要。
音を埋めるのは、プリエやアダージオで使う音の取り方。
重心の移動をリズムいっぱい使って行う。
例えば、1.2.3.という拍子の音楽で1だけで重心移動を行ってしまうと、落ちてしまう。
音の最後でポジションになる(音をうめる)。

2. メロディー
メロディーがつくとリズムだけよりキャラクターがより鮮明になる。
フレーズがゆれを作ってくれる。
音の高低差が生まれて、空間がうまれる。
アウフタクトは「1」の前にある音。アウフタクトが「1」をより鮮明にしてくれる。
アウフタクトは、音、身体にゆれを作ってくれる。身体を戻してくれる音。これに反応して動くと早くなってしまう。重心移動は「1」で行う。

音を厳密に守ることがバレエのレッスンをバレエのレッスンにしてくれる要素。
音があるのにショートカットするとレッスンになっていない。
音を守る=時間を守るからトレーニングできる。マイペースではない。
音を刻めると滑らかに動ける。例えば、4分の3拍子と8分の6拍子ではコマ数が違う。
先生の注意は音楽的なもの。例えば「丁寧に」と注意されるとゆっくりになりがちだがそうではなく、音を刻んで滑らかに、という意味に捉える。
音に合わせて呼吸する、呼吸するというのは動くことに繋がる、音を最後まで使う。
音楽には余韻があるので急に落ちたりはしない。
音楽が助けてくれる。音を聞けるようになるとバレエがちがったものになる。音楽はBGMではなく、音をとらえていくことが必要で、音楽を身体で奏でる。
内容が深くて消化しきれないので、とりあえずメモ書き。
これからこれを消化していきたい。