La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

ピルエットの前のプリエ ~ピルエットの一連の動作~

2,3週間前に代講のM先生のレッスンを受講した時にピルエットの前のプリエを凄く時間をかけて教えて頂きました。

以前からプリエから立って纏める、という一連の動きの時にアームス、右回りの時には右のアームス、が回転の邪魔をしているように感じていたのですが、その時もやはりそこを指摘されました。
右のアームスが強くなりすぎてそれに身体が振り回されている。
そしてその原因は、アームスを開いてまとめる、の動きの「開く」ときに身体も一緒にひねっていく、その動作が出来ていない、と指摘して頂きました。
確かにアームスを開くだけで、同時に身体をアームスと共に右にひねっていくのはやっていない。
顔は残すけど、身体はアームスと共に動かしていく。
アームスは開くのではなくて、身体と一緒に右に、という意識が正しい感じがする。
そして左肩が顔の前に来たら右のアームスはそこに置いたままで左で回る。
これは以前もアドバイスされたことがある。

この動きを確認しようと思って、プロの映像をコマ送りで見てみました。
見たのは、新国立劇場バレエ団の「ジゼル」の中のペザントのアダージオの最後の方のピルエット。
確かにアームスだけを右に開くのではなく、アームスと共にボディも右に開いていく。右を開いていくのと同時に左もシンクロして動いて、首だけ残しているので左が左肩の前に来たら立つ。
今までこの「開く」という動作を勘違いしていた。
左右シンクロして右に開いていくというかひねっていくというか、右に動かしていく。
そして顔だけ正面に残したまま。
左肩が顔の前に来たら右脚をルティレにする力を使って軸に乗る。
これがピルエットの一連の動作。

忘れないようにしたい。