La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

発表会無限ループと舞台ヒストリー① ~パキータ~

今年の発表会が最後の発表会と思って出たはずだったのに、来年がスタジオとして最後の発表会になると聞いて、迷った挙句来年の発表会にも出ることに決めた。

来年の夏の勉強会はみんながやる気ならやる。

再来年の発表会は出来ない。

という先生の言葉を聞いて、スタジオが閉鎖されるのかもしれないなぁ、と思う。

先の事は分からないけど、とにかく発表会に出ることに決めた。

発表会無限ループ…笑

この機会に今までの舞台を振り返ってみる。

初めての舞台は「G線上のアリア」。

スタジオ主宰の先生の振付作品で、大人のバレエ初心者向けに作られた作品。

バッハの有名な曲、G線上のアリアの曲にのせてバレエシューズで踊る。

初心者向けと言いながらランベルセが入っていて凄く難しかった。

しかも3回目位のリハーサルで音を間違えたら、先生からペットボトルを投げられた!

既に21世紀に入っていたけど、まだまだ昭和が残っていた(笑)

 

翌年はくるみ割り人形第2幕の「花のワルツ」(以下花ワル)とやはりスタジオ主宰の先生振付の「センチメンタルワルツ」。

花ワルは初めてポワントで舞台に立った記念すべき作品。

9月の発表会本番に5月のゴールデンウィークからリハーサルを開始して、週に2日リハーサル。1日は全体練習、もう1日はテクニカル練習。

初めての本格的なコール・ド・バレエで、緊張したけどめちゃくちゃ勉強になった。

列の揃え方、手の高さ、呼吸、すごく神経を使ってとにかく周りに合せる、揃える。

本番で前後の人が入れ替わってしまうハプニングがあったけど、無事に踊り切れた。

そして本番が終わって帰宅したら、足の親指の爪がポロっと取れた。本番後で良かった~と思ったのも懐かしい。

 

そしてバレエを始めて3年目は私にとってバレエの原点ともなっているとても記念すべき年。

この頃発表会は毎年9月に行われていたんだけど、発表会の前の7月に外部舞台でパキータを踊ることに。

パキータの第2カドリーユ。

2月から練習が始まった。

初めのマズルカステップが全く出来ず。

練習も凄く厳しかったし、踊りも凄く難しかったけど、充実したリハーサルでとても楽しかった。

パキータのリハーサルと舞台でバレエのメンタル部分の基礎や、コールドの基礎、リハーサルの心構えなんかを全て学んだ気がする。

初めてチュチュも着た。

自分の足も脚も全く見えなくてびっくりしたのも懐かしい。

以降パキータはなんと5回も舞台で踊ることに(笑)

でも大好きな作品。

衣裳も大好き。

曲も好き。

エトワールのバリエーションも大好き。

パキータは私にとって本当に大切な作品。

 

しばらく舞台ヒストリーが続きます(笑)