ジゼル第1幕のジゼルのバリエーション
凄く久しぶりの更新。
4月に発表会が終わり、来週は勉強会。
今回は何度か踊りたいと思いながらなかなか踊る機会がなかったジゼル第1幕のバリエーションを選ぶ。
昨年5月から約1年間練習したヘンリエッタと違って約3か月のリハーサルで舞台に立つのはとても大変。
出のお芝居が一通り終わってシュスで立つところがまず止まれない。
一歩も動いちゃダメ、と言われているがガタガタと踏みなおす。
止まるんじゃなくて床を押してアンドゥオールし続けて、伸び続ける、だと思うけど難しい。
グリッサードからピケアラベスクも細くて高いところに立ちたい、と思うけど難しい。
バロテからバッチュも2回確実に打てないし、
ランベルセも伸びられない。
アティテュードトゥールは鬼練した。ピケで立つときに丁寧に高いところに立って、裏に入って押し上げ続ける~、上体スクエアを保つためにアームスを右は上げ過ぎないで水平をキープ、左は少し高めのアンオー。
最難関の1つ、アンデダンからアンドゥオールに抜くピルエットはプリエの入り方を何百回も練習した。右脚踵前にプリエを踏み込むまで右脇を行かせないようにして右のアームスを開く範囲は自分の前までで開きすぎず、左は思っているより送って完全に裏に立つ。
右脚かかと前に確実に踏みこむまでプリエを踏んでいると一気に裏に立てる。顔も確実につけて、回り切ったのを確認してから2番方向にこれも確実に左脚をつくとアンドゥオールに抜いて着地できる。
左のアンデダンピルエットが終わってアルブレヒトに向かってアラベスクをするところ、もっと右脇を送って右脇前で背中を送ったアラベスクにしたい。
ケンケン(バロネシュルラポワントが正式名称??)は、ジゼルの初恋のドキドキを表しているという麻衣先生の素敵な解釈を聞いたので、ジゼルのドキドキを表したい。
そして最後のピケマネージュが最難関。ピケで立つときに息を吐いて客席に綺麗に背中を見せる。
素敵なジゼルのバリエーション。
1年間練習したヘンリエッタを経てのジゼル。
イチかバチかになりがちなパもこうすれば上手くできる、ということを冷静に考えながら踊ることが少し出来るようになった、ような気がする。
どうか本番無事に、素敵に踊り切ることが出来ますように。