La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

見えないものは再現出来ない

昨日のレッスンでピケアラベスクになる前のアームスと上体のポジション、先生のお手本を見ていて、あ~そうか!と凄くピンとくる瞬間がありました。
そしてそれを見えたとおりに真似てみると先生から「そうそう!」と珍しく肯定的な反応を頂きました。
視覚から入ってくるものはとても重要ですね!
頭で考えるより感覚的に瞬時に沢山の情報が入ってくるので、自分の身体で再現し易いように思います。

見えないものは再現できない。

基本的には見えていないものは再現出来ないのではないかと思うんです。
同じお手本を見ても人によって見えているものは多分異なるのだと思います。
それは視点が異なるという意味ではなく、例えば同じ絵画を見てもそれぞれ印象が異なるのと同じように、そこから得る情報は異なるのだと思います。

そして日によって凄くピンとくる日と、そうでない日があります。
昨日は先生のそのお手本が私には凄く響いて、普段だったら沢山の言葉で説明して貰ってもなかなか自分のものとすることが出来ない事が瞬時に飲み込むことが出来て、それなので再現することも出来たように思います。
昨日の映像は今も頭の中に鮮やかに残っています。

因みに昨日学んだことは、ピケアラベスクの前のアームス(アナヴァン)を肩甲骨から作ってピケに立つときは肩甲骨まで床に刺す感じ。言葉にするとちょっとニュアンスが違ってしまうのですが、ポイントは

肩甲骨

アームス

かなと思いました。

そして立つ前のポジションがきちんとできているとちゃんと立てる

レッスンでたまにこういう瞬間があるととても嬉しい。
滅多にないことですが…

お手本や上手な人をしっかり観察することを大事にしなければ、と改めて思いました。