La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

冷静に、正確に

バリエーションを踊る時、だけでなく普段のバーレッスンやセンターレッスンでも、難しいパをやろうとするとついがむしゃらになる。
がむしゃらになるので、冷静さを失い、基本のポジションなども忘れてしまうので、余計に出来なくなる。

先日のレッスンでピケアンデダンについてアドバイスを頂いた。以前も同じことを注意されているので、ここにも書いたことだけど。
ピケアンデダン(ここでは右回りの場合)で、左脚プリエの時(ピケに立つ前のプリエ)、左手は自分の横ではなくて斜め前くらいの位置で、自分の視界に左手がしっかり入る位置。
思っているよりかなり前。
この時の右手と左手の角度は90°くらいで、かなり狭め。それでもピケアンデダンを続けていると90°より広くなるので、狭め!と思って丁度良い。
確かに左手が視界にしっかり入る位置に持ってくると、ある程度アームスや顔の付け方、立つポジションなどもコントロール出来てくる。

これを踏まえて困惑のバリエーションの中間部分のディアゴナルを練習してみた。
ピケアンドゥオールのような入りで後ろルティレ。
ディアゴナルの線上にしっかり身体を向けてプリエを踏み、左脚をロンドさせずに自分の真下にピケに刺す。
左脚をロンドさせないために、右の骨盤もしっかり右に回す。そうすると上体のスクエアは保てる。
顔もしっかりディアゴナルの線上につける。
アンオーのアームスは自分の頬骨の辺り。しっかり自分の視界に入る位置。
これを冷静にやろうとすると、ちゃんと床に刺して立てて、しっかり回れるし、アラベスクに抜ける。
冷静に、
ポジションや顔の向きなどをきちんと正確に、
アームスもちゃんとポジションに、
と思うとちゃんとコントロールできるし、ちゃんと回れる。

今回のバリエーションとっても難しくて苦戦しまくっているけど、
冷静に、
ポジションを守る、
顔をしっかりつける、
流さないで正確に、
を意識して練習すると少しずつクリア出来てくる。

あまり練習期間がないけれど、自分で決めた課題だけはしっかりクリアしたい。
今日は夜リハーサル!
頑張ろう!