La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

バーがあると出来る理由

最近、腰痛のリハビリでピラティスを週に1回20分やっている。
整形外科でのリハビリなので、腰痛の軽減のためのトレーニングだけなのだけど、それでもちょっと身体の使い方を考えるようになる。
反り腰なのと、前腿が固いのを改善するトレーニングを繰り返している。すると、お腹を閉じておくための筋肉や肋骨を開かないようにする身体の使い方、背中側を広げておくこと、などをバレエのレッスンでも凄く意識する。
そしてそれらの点を意識していると、自分の体幹の弱さを痛感する。
体幹が弱いとセンターで自由に動くことが出来ない。
バーがあると、自分でバランスを取らなくてもバーが支えてくれるということもあるけど、それ以上に、バーが支点となってバーを押すことでその反発力を使えるので色々なパがやり易くなる。
例えば、グランバットマンはバーに掴まってる方がセンターで自分の身体の支えだけより上がるのは、そのせい。体幹が強くて床反力をもっと使えて、そして体幹で脚をもっと押し出せれば、バーがある時と同じように上がるはずだ。
アティテュードからアランジェも手脚を押し出せるだけの体幹がないとセンターでは出来ない。
 
体幹の重要性を感じたのはピラティスのお陰だけでは無くて、石井久美子さんの上半身トレーニングを受けたことも理由の一つ。
上半身トレーニングでは、ひたすら胸椎伸展のトレーニング。そしてそこから発展してアームスを動かしてみた。
胸椎伸展もアームスも、胸椎を押し出すための体幹、アームスを自由に動かすための体幹が凄く重要だと感じた。
 
センターで自由に、綺麗に動くためには体幹を鍛えることが凄く重要。今さらだけどバレエって凄く筋力が必要だなぁ。