La vie de Ballet ~レッスンから学ぶバレエ事典〜

バレエのレッスン中に教えて頂いた事、感じた事、発見した事、バレエ作品の歴史やあらすじ、バレエのパに関する事、筋肉の使い方などなど、バレエに触れる中で気づいたことを忘れないように書き留めています。

リハーサルを見学してみた

昨日、レッスン仲間たちのリハーサルを見ていた。

リハーサルも後半になり(私はまだ始めたばかりだけど)、それぞれがリハーサルに向かう気持ちとか、姿勢とか、が踊りに表れてきている。

自分を棚にあげて観察したことを書いてみると

ごく初心者に見えるMさん。
以前勉強会で選ぶ演目のことを話した時に、

苦手な事に挑戦しなければ意味がない

と仰っていて、その強さに圧倒された。
確かにそうだなぁ。私は好きな演目を選んでいいよ、って言われたら苦手なパは避けちゃうなぁ。でもだからいつまでも克服出来ない。
昨日のリハでは長い演目を最後まで淀みなく踊り切っていて、練習は裏切らない、と思った。

友人のMちゃん。
どちらかというとダイナミックな踊りが得意だけど、今回は静かな演目を選択。
とても丁寧にリハーサルを重ねているのが踊りに表れてる。
こういうのが勉強会の醍醐味だなぁ、と思う。
勉強会をきっかけに踊りが変わる。

男性のSさん。
あまりレッスンでもリハーサルでも踊りを見たことが無いので今までを知らないけど、音に忠実で、見ていてとても気持ち良いなぁ、と感じる。クペでプリエ、とか、ロンデジャンブアンレールとか、パがとてもきちんとしている。

なんて上から目線で感想を書いてみたけど、丁寧に、誠実に、練習しているのは踊りにしっかり表れる。
大半が大人からバレエ。
技術はどうしても子供の頃からレッスンを重ねてきた方たちにはかなわない。もちろん、技術を磨く事に精進するし、技術が足りない事の言い訳に一生懸命とかそういう言葉に逃げるのは嫌だ。
常にもっと上を目指すけど、ただ技術だけを追求するのではないものが勉強会にはある、と思った昨日のリハーサル見学。
レッスン仲間のリハーサルを見るのもとても勉強になるし、刺激になる。